知れば知るほど人の醜さが見える「Caligula Overdose」


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Caligula Overdoseの紹介

カリギュラは、ある日ふと気づいたらメビウスという仮想空間メビウスに落ちてしまった主人公が、現実に帰るという話です。主人公はメビウスで同じように現実に帰りたいと思っている人たちの集まり「帰宅部」の人と一緒に現実を目指します。

メビウスはみんなが幸せな場所という名目で作られた仮想空間なので、当然メビウスにいたい人たちがいます。そんな人たちを倒して現実に帰るゲームです。

主人公側が正義、善人というわけではないというのがこのゲームの特徴です。

帰宅部のメンバーのそれぞれのメンバーの親密度を上げるとみられるエピソードがありますが、知れば知るほど人間の嫌なところが見えてきます。

才色兼備だと思っていた人が、本当は人に依存するだけの人間だったとか、リーダーシップを取っていたと思っていた人が、実は一人じゃ何もできないから誰かが現実に帰してくれることを願って人を集めていたり、太っている人に罵詈雑言を浴びせていた人は、自分の親も太っていて、周りの綺麗な親と比べてみたときにより醜く見えて、自分はそうなりたくなかったからなどです。

エンディングムービーに現実に帰ったキャラクターが移ります。メビウスと現実では見た目が違う人がいるので、あれはあの人だ、というのが見た目ではなく、何をしているかで判断できるところが、このゲームの良さが出ていると思います。

このゲームには見た目にコンプレックスに持っている人が多く出てきます。しかし、エンディングでは、現実の姿で会おうという形で終わるところが良いです。

Caligula Overdoseのどんなところを推してる?

メッセンジャーアプリで帰宅部の仲間たちと交流をはかれるのですが、その会話の一つ一つに現実での姿、メビウスでの理想の姿ではなく、本性が垣間見える返答が返ってくるところです。

幽霊を信じているか、といった一見くだらない質問にも、誰かを身近に無くしたことのある登場人物は過敏に反応します。その反応も様々です。

「勘弁してくれ」という、もう会いたくないと思ってくる人もいれば
「いたらいいのに」とまた会いたいと思ってくれる人もいれば
「いなかったらそれはそれで自分には関係ない」などといった反応があります。

ある一つの分岐でしか見られないあるキャラクターの交流イベントがあるのですが、その中に「現実での連絡先を教えてくれないか」というものがあります。

その言葉を聞くためだけにその言葉が聞けなかったルートをクリアした後で2週目を始めたほどです。ゲームの方向性としてはバッドエンドのように描かれているのですが、私見として、どのエンディングにいっても、あちらを立たせばこちらが立たずとなり、そして誰も正しくないという結論になったので、この登場人物についていく未来も用意されていて良かったと思います。

できれば、もう少し公平に、選ばない方がいいルートのような描かれ方をしないでほしかったですが。

Caligula Overdoseどういう人におすすめしたい?

他の人が何で悩んでいるのか、このゲームにはモブが500人いて、全員と友達になれます。そして500人全員悩みを持っています。

解決もできるし解決しないままでもメッセンジャーアプリでやりとりすることができます。他人って悩みがなさそう。苦しいのは自分だけと思っている人にこのゲームをやってもらいたいです。

人の悩みは人それぞれあるけれど、ゲームでも誰もが幸せになれる仮想空間メビウスを作ったとしてもそこに人間がいるかぎり、悩みは尽きることがないということをまざまざと見せつけられます。

最後に

難易度調整ができるので、イージーを選べば、ゲームが苦手な人でもボタンを連打していれば問題なく勝てます。

公式設定資料も出ているので、ダンジョンで迷う人は買うことをおすすめします。地図が載っているのでこれでストレス無く進めます。

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